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vol.23 おなか力をアップして、からだの中からきれいに!
監修:健康科学アドバイザー 福田千晶
「おなか力(=腸の健康力)」は健康のかなめ。その機能がパワーダウンするとからだのあちこちにトラブルとなって表れてきます。お通じがすっきりしない、下痢しやすい、疲れがとれない、肌が荒れる…あなたが感じているからだの不調は、実はおなかからのシグナルかも。 毎日の生活習慣や食事で「おなか力」をアップしましょう!

腸内環境を整えれば、からだにさまざまないい影響が!
食事によって口から入った食べ物は胃で消化され、小腸に送り込まれます。小腸では消化活動とともに栄養分をじっくりと吸収。さらに大腸に送られ、水分まで吸収されると、便になって排出されるというしくみになっています。私たちが元気でいるためには、食べたものがきちんと消化吸収されることが必要で、腸の役割はとても大切です。腸内環境を整える事で、体内にたまった悪いもの(毒素)がきちんとしたリズムで排出されるようになり、お肌のトラブルなども少なくなります。また新陳代謝がよくなる事に
よって、血液のめぐりもよくなり、冷えも改善され、太りにくいからだへと体質改善できるのです。
おなか力アップのカギは「善玉菌」と「悪玉菌」
私たちの腸内には100種類、100兆個もの細菌が存在しています。その中には、からだにいい影響を与える善玉菌(乳酸菌・腸内ビフィズス菌など)と、悪い影響を与える悪玉菌(大腸菌・ウェルシュ菌)とがあり、「おなか力」をアップして、からだのトラブルをなくすためのカギとなるのが、善玉菌と悪玉菌のバランスを調整すること。増えすぎてしまった悪玉菌にサヨナラするのと同時に、善玉菌を増やしていきましょう!

おなか力アップのための4つのポイント

1.生活習慣、食事内容を見直す
不規則な生活時間・食事時間、睡眠不足、暴飲暴食や栄養バランスを崩す偏食などは善玉菌を減らす原因となります。そうすると反対に勢力を拡大してくるのが悪玉菌。また、動物性たんぱく質や動物性脂肪を多く摂りすぎると悪玉菌はそれをエサにして増えていきます。まず、あなたのいまの生活習慣と食事習慣を見直すことから始めてみましょう。

2.ストレスを軽減する
仕事や人間関係などで感じるストレスは自律神経のコントロールを乱し、 胃酸の分泌を減少させます。その結果、胃や腸の酸度は低下することに。ふだんは強い酸性の状態で悪玉菌を減少させる事ができても、酸度が低くなると悪玉菌もどんどん増えてしまいます。また、腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下して便秘の原因となったり、腹痛を伴う下痢を起こすなど、便通の異常がみられることもあります。現代ではストレスをなくすこと自体が難しいのですが、ストレス源を少しでも取り除くよう努力したり、自分に合ったストレス解消法を見つけるようにしましょう。

3.おなかをすっきりさせるための食生活
おなかすっきりメニューのポイントは水分と食物繊維。腸の大敵、便秘を解消する働きをします。便秘は、腸の中に便が長く留まることで腐敗が進み、悪玉菌が増えて、からだに有害な物質を産み出す原因にもなります。水分をとることで腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を促し、たまっていた便を排出します。そして、便もこの水分を吸収してかさが増し、内側から腸の壁を圧迫するので、便意を感じる事になります。 食物繊維は腸の有害物質だけでなく、摂取しすぎた脂肪もからめてとり、体外に排出してくれる効果も期待できます。

4.善玉菌を増やすにはヨーグルトがおすすめ
ヨーグルトに含まれている乳糖が善玉菌のエサとなり、どんどんとその数を増やす助けとなります。さらに、乳酸菌が悪玉菌を排除する乳酸・酢酸などを作り出して、腸の中を酸性に保ち、善玉菌にとってうれしい環境に整備してくれます。また、最近では、からだの免疫力を高めたり、ピロリ菌を減らしたりするなどの効果がある乳酸菌があることがわかってきており、注目が集まっています。
ここがポイント!
健康的な生活を心がけよう!
腸内環境を正常に維持するには、薬などに頼るよりも、まず健康的な生活を送ることが重要です。規則正しい食事などを常に心がけ、できることから始めれば“快腸”への道は、決して難しいものではありません。腸の調子がよくなれば、からだや肌にも表れ、快適な毎日が送れることでしょう。
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