(解説)
会社生活で本当の意味での「無礼講」がありえないことは、誰もが頭ではわかっています。しかし、物分りのいい上司ぶりをアピールしたいんだか、自分には心を許してくれるという幻想を持ちたいんだか、こういうことを言い出す上司はあとを絶ちません。まったく、迷惑な話です……。
「無礼講」なんて言葉を平気で使ってしまえる人ほど、自分のことを批判されると間違いなく根に持つので、1はやめておいたほうがいいでしょう。かといって、2のようにかわすと、「オレがせっかく腹を割って話そうとしているのに」とか言って、勝手に機嫌を損ねるかも。4も、当たりは2よりもソフトですが、同じ危険をはらんでいます。
ここで問われているのは、コミュニケーションにおける大人のサジ加減力。いちおう顔を立てて、3の反応をしておくのが無難です。「ネクタイの趣味が悪い」とか「電話の声が大きすぎる」とか、まあ、そのぐらいの感じでしょうか。「口が臭い」「髪型がヘン」となると、ちょっと行きすぎです。 |