しかし、ひと口に「うつ」といっても、厳密には「うつ状態」(憂うつ)の段階と「うつ病」とがあり、両者には相違点があるのです。その一部を紹介してみましょう。
●「うつ病」と通常の「憂うつ」の違い
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「うつ病」
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通常の「憂うつ」
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| うつ状態の強さ |
ひどくふさぎ込み、時には妄想的でさえある |
程度は弱く、現実からかけ離れるほどではない |
| うつ状態の持続期間 |
2週間以上、うつ状態が続いている |
憂うつな日もあれば、そうでない日もある |
| うつ状態の変化 |
喜ばしいことがあっても、気分は良くならない |
喜ばしいことがあると、気分がいくらか良くなる |
| 日常生活の変化 |
それまでのような生活を送ることができない |
それほど変化はない |
| 趣味などに対する関心 |
関心が失せ、取り組んでも集中できず、かえって疲れる |
取り組んでいるときの方が気が紛れる |
| 対人関係 |
人に会うのをいやがる |
人と会っているときの方が気が紛れる |
| 1日内の気分の変化 |
朝は気分が悪く、夕方になると良くなるケースが多い。(日内変動という) |
それほど変化はない |
| 自殺の恐れ |
自殺願望を持つことが多く、実際に命を絶つ人が少なくない |
実際に自殺する人は少ない |
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あくまでも目安であり、すべてのケースに当てはまるわけではありません
出所:『専門医がやさしく教えるうつ病』(PHP研究所)
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