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働く女性に元気をプラス! 連載エッセイ Back Number
大谷由里子
どんな時に人は、元気になると思いますか? 自分で思いついたことを自分で形にする時なんですよね。 できたら、「あっ、こんな考え方もあったんだ」「こんなことにチャレンジしてもいいんだ」「まだまだ、やってないことあったなあ」なんて楽しく気づいてもらえる機会になったら嬉しいです。
<プロフィール>
1963年生。京都ノートルダム女子大学卒業後、吉本興業鞄社。 故、横山やすしのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売り出し注目を集める。03年3月、(有)志縁塾を設立。現在は、人材活性プロデューサーとして 地域活性、人材活性、企業活性のプロデュースを行っている。全国での講演・研修の傍ら、執筆活動や、 新聞・テレビ・ラジオなどにも出演中。主な著書は「元気が出るセオリー」(廣済堂出版)、「元気セラピー」(KKロングセラーズ)など。
ホームページ http://www.yuriko-otani.com/
*… vol.1「落ち込んだ時の立ち直り方」 …*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
落ち込まない人生なんてないし、モチベーションなんて上がったり下がった
りして当たり前。大切なのは、落ち込んだ時にどうするかが大切。
そして、落ち込んだ時の対処は、元気な時に考えておかなきゃダメ。
理由は、人間、落ち込み出したら、つい、自分を正当化するほうにエネルギ
ーを使ってしまう。「時間がないし…」「どうせわたしなんて…」なんて言
葉も出てくる。それだけに、「これを読もうかなあ」と、ちょっと前向きに
なっている今、「元気貯金」だと思って、対処法をマスターしてくれたら、
嬉しいな♪

落ち込んだ時の立ち直り方で、一番大切なことは、無理に感情を変えようと
しないこと。理由は、感情や性格なんてそんなに変わらない。
と、すると、簡単に変えられるのは、行動。旅行に行く、おいしいものを食
べに行く。とにかく寝る。すべて、行動。行動なら、簡単に変えられる。
そして、行動を変えているうちに立ち直れることって、結構ある。

わたしは、かつて、大失恋をした時、とにかく本をむさぼり読んだ。恋愛本
なんて、めっちゃ感情移入できる。読み漁っているうちに、ボキャブラリー
が増えて、幅のある自分になっていた。この時の知識が、後々、仕事上で大
きな役に立った。

仕事や人間関係がうまく行かずに落ち込んだ時、とにかく、いろんな勉強会
やセミナーに参加した。自分の知らなかった世界が、いっぱい自分に入って
きた。そして、生まれて初めて、研修という仕事があることを知り、今のわ
たしのベースができた。34歳の時だった。

落ち込んだ時、「ちょっとだけ行動を変えてみよう」と思える自分がいるこ
とが、とっても大切。世界って、とっても広い!お互い、いつも、発展して
いる自分でありたいね!
*… vol.2「楽しく学んで、楽しく出会い♪」…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
今、研修を仕事にしているわたしだけれど、35歳くらいまでわたしは、研修
なんて仕事があることも知らなかったし、研修やセミナーや講演なんて自分か
ら行ったこともなかった。それどころか「だるい」「怪しい」「めんどくさい」
くらいにしか思ってなかった。

そんなわたしが、始めて勉強会に行ったのは、これまた誤解されそうだけれど、
パソコン通信で知り合ったイケメン外資系金融の男性に誘われたからだった。
勉強会の後、2人で飲みに行く約束が嬉しくて彼に誘われるままに勉強会とい
うものに行った。その勉強会は、丸の内で働くメンバーが中心になって構成し
ていて、講師は有名な外資系ヘッドハンティング会社の日本代表の女性だった。

カルチャーショックだった。「講演なんておもしろくない」と、思っていたの
におもしろかった。人の市場価値の話をされたけれど、わたしの知らない世界
ばかりだった。何千万でヘッドハンティングされる人がいること。どんな人が
どんな企業に求められているか。全く、考えたこともないことばかりだった。
何よりもそんな勉強会に何十人も集まっていること。そして、わたしを連れて
いってくれた男性がそっと教えてくれた。「ここにいる男性は、一流企業の男
性や官僚たちだよ。それをねらってくる女性もいっぱいいるんだよ」
えーっ、勉強会で出会い!そういえば、若い女性もいっぱいいる。「ヘタな合
コンより、学びもあって、出会いもあれば得だろ。男性のほうも、勉強会に来
る女性ということで、『話が合う』と思っているし。実際、僕の友人も勉強会
で出会って結婚したよ」その日から、わたしの人生は変わった。

どうせなら、楽しく学べる場を作ろう。そして、どうせなら、たくさんのステ
キな人と知り合おう。人生一回きりなら、いっぱい楽しく学んで、楽しく成長
したほうが得じゃん。この春、東京オフィスを開設して、セミナールームを作
った。
*… vol.3「グチも元気の素!」…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
前向きな話ばかりでもしんどくなる時がある。逆にグチでも思いっきり話し
ていると元気になる時がある。何もグチを言うことが悪いことだとはかぎら
ない。でも、グチばっかり、言っていても嫌われる。そこでアドバイス。
めっちゃ不満が溜まってきた時は、友達を呼び出して頼めばいい。
「ここのお茶代おごるから、15分だけわたしのグチ聞いて」。
友達なら大抵こう言われたら「しゃあないなあ」となる。でも、やってみる
と分かる。なかなか15分もグチれない。そして、グチっているうちに、何
となくすっきりしてくる。

「出す」ことって大切。「出す」場所があるって、とっても大切。グチも吐
き出してしまうと元気の素になる。けれど、グチを聞いてもらう人がいるこ
とが大切。そのためにも友達のメンテナンスはしておこう。そして、いつま
でも際限なくグチってもダメ。ちゃんと時間を区切ることも大切。でなきゃ、
「うっとうしい人」になってしまう。

元気の塊みたいに言われるわたしだけれど、わたしだって、嫌なことは山ほ
どある。グチりたい時だってしょっちゅう。そんな時は、わたしのビジネス
パートナーの島田くんにグチりまくる。ありがたいのは、自分の状況を分か
ってくれること。わかってくれる人だから、いろんな説明もせずにグチれる。
何も立派な人でいる必要なんてない。人間なんだから、思いっきりグチりた
い時にはグチったらいい。そののためにも、グチを聞いてくれそうな良い友
人を持つことって大切。たまには、友人のグチを聞いてあげることも大切。
人生なんて良いことばかりじゃない。分かっているからこそ、たまには、思
いっきりグチって、嫌なこと全部捨てちゃって、明日から元気になろう!
*… vol.4「チャレンジしょーぜ!」…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
人生なんて何回もやれるわけじゃないし、やっぱり、チャレンジするって
大切。だって、やり残したことを持って死ぬなんて寂しい。

何でわたしがこんなことを言うかというと、わたしの大好きなベンチャー
の社長がこんな話をしてくれた。「僕、大学神戸だったんです。で、22歳
の時、友人と夜中まで飲んでたんです。で、僕は夜中の3時にタクシーで
大阪の家に帰ったんです。その時、一緒に飲んでた友人が、阪神大震災で
亡くなったんです。僕たちは、2時間前まで夢と未来を語っていた。彼は、
2時間後死ぬなんて絶対に思っていなかった。あの時から、僕は、『いつか
やろう』じゃなく、『今、やらなきゃ』の人生に変わったんです。」
彼は、「大谷さん、人生の中で一番のリスクは、やりたいことをやらない
で死んじゃうことですよ」とも言った。いつもひょうひょうとしている彼
がそんな思いを持って生きていることを、その話を聞いて始めて知った。

そして、わたしも、彼の言葉に刺激を受けた。やり残したことを持って死
ぬくらいなら、チャレンジして失敗するリスクなんて大したことない。そ
う思えるようになった。とにかく、「やり残しのない人生にしたい」そう
思うようになった。

そんなわたしは、今年、東京オフィス開設にチャレンジした。どうなるか
わからなかったけれど、「失敗したところで、何してでも生きていける」
そう思ってチャレンジした。結果は、まだまだ試行錯誤だけれど、たくさ
んの新しいお客さんと出会えた。たくさんの仲間と出会えた。
そして、もうひとつ毎年チャレンジしていることがある。それが、「新春
特別講演会」。チケットを売って、いろんな人に頭を下げて協力してもら
って、大変なことばかり。でも、自分がみんなに「チャレンジしょうよ!」
と、言っている以上、自分もチャレンジしている姿を見せたい。
そんなわたしの新春特別講演会、良かったら遊びにいらしてください。

そして、せっかくだから、お互い、新しい自分にチャレンジしょーぜ!
*… vol.5「たかが恋愛、されど恋愛!」…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
わたしは、「恋愛」って、とっても大切だと思っている。だって、恋愛のパ
ワーって、時として自分でも「すごいなあ…」って、思うことがあるから。
考えたら、わたしの人生は、全て「恋愛パワー」だった。(^^;

高校時代、大好きだった人が、京都の大学にあこがれていた。「学生時代を
過ごすのは、京都だよ」。彼のその一言で、わたしは、京都の大学に行った。
もっとも、その彼は、東京の大学に進学した。

学生時代、大好きだった男性に感化されて、「学生時代に文学書を読まなく
てどうするの?」の一言で、ドストエフスキーからトルストイまで読み漁っ
た。今から振り返ると、超片思いだったけれど、彼に感化されてのこの文学
少女時代がわたしの感性を磨いてくれた。
塾の先生を4年間できたのも、大好きな講師仲間がいたから。彼と教育の未来
を語る時間が、とっても幸せだった。

社会人になってからも、常に恋愛がわたしの原動力だった。「これからの
『笑い』はどうなるか」を語り合った大好きなプロデューサーがいた。一緒
にヒット番組を作りたいディレクターがいた。27歳で自分で会社を作ってか
らも、常に恋してた。一緒に「時代を作りたい」と思うメンバーがいたし、
「この社長に追いつきたい」と思わせてくれる社長がいっぱいいた。

あきらめなきゃならない恋愛もしたし、「何してるんだろう?」なんて恋愛も
した。今だから言えること、無駄な恋愛なんてひとつも無かった。
そして、今、わたしは、とっても大切な恋愛をしてる…かな。彼と出会って、
初めて、「自分を大切にしたい」と思った。パートナーと一緒に夢を語れる
ってステキだなあ…って、思った。同じ夢を見ることができるって財産だと
思った。

だから、伝えたい。つらくても、やっぱり、恋愛しょーよ。恋愛から学べる
ものって、いっぱいあるよ。
わたしも、偉そうなことは言えない。ただ、一生懸命に生きてたら、無駄な
ことなんて何もないよ。これだけは、自信を持って、みんなに伝えられる。
*… vol.6「今年の失敗は、笑いとばそう!」…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
先日セミナーで、「大谷さんは、失敗したことって無いんですか?」という
質問をされた。失敗したことない人なんているわけない!それどころか、失敗
コンテストがあったら、優勝できそうなくらい失敗している。

恋愛で二股かけられたこともあれば、目覚めて、「何で、あんたが、横で寝
てるんだ!」なんてこともあった。貸したお金が返って来なかったこともあっ
たし、百万単位の未収をわたしが被らなきゃならなかったこともあった。
部下に、「大谷さんは、わたしの気持ちなんて分からない」と責められたこ
ともあったし、お客さんに「慣れ慣れしくするな」と、怒鳴られたこともあ
った。言わなくていいことを言ってしまった経験もあれば、やらなくていい
ことをしちゃったこともあった。

20歳代は、「何でわたしばっかり失敗するんだろう?」と、上手く行ってい
る人がうらやましかった。「もがいてるわたしにも、いつか成功する日が来
るのかなあ?」って、不安だった。
30歳代は、何となく、だんだん失敗しても取り返せなくなるんじゃないかと、
失敗するのがとても恐かった。だから、「どうしたら、失敗しないか」を真
剣に考えた。ところが凡人ゆえに、答えが見つからなくて、どうしたらいい
か分からなくなって、自分に押しつぶされて、気がついたら、めちゃめちゃ
失敗していた。

そして、40歳代になって気がついた。「失敗の無い人生なんてないんだ。大
切なのは、失敗した時の立ち直り方やん!」と。完全に開き直り。だけど、
数十年前までは、人間の平均寿命なんて40歳半ばだった。そう思ったら、
「生きてることに感謝しなきゃ」という気分になった。失敗したって、命を
取られない以上、失敗を笑い飛ばそう!そんな気分になった。
こうして、人は、おばさんになって行くのかしら♪
だけど、わたしの大好きなベンチャーの社長が言った。「やり残したことが
無い人生にしたいですよね」。ホント、その通り。大切なのは、失敗しない
ことじゃなく、失敗を引きずらないこと。

ありがたいことに、一年は、12月31日で終わる。この際、今年の不幸を笑い
飛ばして、新しい気分で新年をお互い迎えよーぜ!
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