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  カウンセラー'Sコラム
提供・監修:ピースマインド
心を気持ちよくする音楽の聴き方
カウンセラー 山脇惠子
映画マトリックスではありませんが、私たちが感じている世界とは脳が認識している世界です。その脳内で伝達物質やら受容器やらの流れや動きがあって、結果、世界が廻り、毎日が過ぎて行き、喜びや悲しみを味わう日常生活を送っているのです。つまり脳内に世界のすべて、自分自身のすべてが存在しているので、よく考えてみるとリアルな現実とはいったいどこにあるのか怪しいですよね。だから映画の題材にもさんざん使われているのでしょう。
音楽は脳へ働きかける
さて人の気分はこの脳によって感じているということを意識してみると、いかに脳を快適な状態にしてあげる必要があるのかがわかると思います。うつ状態が脳の疲労状態といわれるように、脳疲労をとる様々な方法を身につけている方は気分転換がうまく、総じてうつ状態になりにくい人といえるはずです。ではどうしたら疲労をためずに済むのでしょうか?そうです、緊張して疲れた脳をリラックス、お休みさせてあげることです。脳をリラックスさせるには五感から気持ちいいという情報を送るのが手っ取り早く、聴覚を刺激し感受性に働きかける音楽は、かなりダイレクトな効果が期待できます。
効果がある聴き方は?

音楽をどのように聴くと効果が得られるのか、様々な研究がありますが、人はその気分に同調するような刺激を好み、その結果気分調整を行っていることがわかっています。例えば、悲しみが強い場合は悲しい音楽を聴くことで、人はその気持ちを和らげているのです。音楽によって悲しみを深め味わうことは、発散と癒しにつながるのですね。また少し悲しい、という程度なら存在している明るさに焦点を当て、明るい音楽を聴いた方が効果的なようです。さらに怒りのような強い覚醒状態では、その覚醒レベルを下げるために単純な旋律をお勧めします。怒りの強いエネルギーを同調させ爆発させるには、複雑すぎると十分な効果が得られないのでしょう。パンクのような音楽が怒りを背景に出来上がってきたことはとても納得できる事実なのですね。

とはいえ、あまり難しいことは考えずに、心が気持ちいいと思える音楽をその日によって聴いてみる、これが一番大切なのではないでしょうか。普段音楽を聴くことがない方でも、いえ、聴くことがなかったなら、それこそきっと効果があるはず。そこには体験してこなかった新しい刺激が存在し、発散へとつながる可能性があるからです。脳が「気持ちいい」を味わえる、そうした音の世界を探してみてはいかがでしょうか!

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