幸せグラフは、横軸がみなさんの生まれてから死ぬまでの人生の時間で、縦軸が幸せ度合いです。幸せ度合いの縦軸の真ん中あたりにゼロの線があって、上部は幸せを感じるプラスの範囲、下部は不幸せのマイナスの範囲です。人生のいろいろな瞬間にとても幸せであると感じる時は自分の点がプラスに位置しますし、反対にとても不幸に感じる時はマイナスに位置することになります。
たとえば、人生のある場面を想像してみてください。A子さんは友達の結婚式に呼ばれて出席しました。友達の綺麗な花嫁姿を見て祝福する気持ちの一方で、つい先月彼と別れたばかりの自分の状況を思い出し、友達の幸せぶりと自分の今の幸せでない境遇を比較する羽目になってしまいました。この人生の瞬間だけをとらえると、確かにA子さんの今の幸せグラフに置かれる点はマイナスの低い場所にあり、プラスにあるであろう友達の点を想像しうらやましく思うことと思います。
このように、みなさんはその時その時の自分の点の位置に一喜一憂してしまいがちです。しかもそれを、身近な友達や同僚や町を歩く楽しそうな人たちと比べてしまったりしますよね。それはとても自然なことなのかもしれませんが、その時の点だけを見ないようにすることは、自分にしかない自分だけの人生を本当に楽しむためにはとても大切に思います。
先ほどのA子さんですが、あのあと数年後、A子さんは彼がなかなかできずに結婚もしないまま、けれど仕事に一生懸命に取り組みとても大事な役どころをまかされ充実した気持ちで日々を過ごしています。反対に友達のほうは、落ち着いた結婚生活を送るものの子育てのストレスを感じ、結婚した時ほどの幸せを感じていません。この時のふたりのグラフ上の点は数年前の時と違いおそらく逆になっていますよね。 |