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  カウンセラー'Sコラム
提供・監修:ピースマインド
「仕事と恋愛の両立」について
精神保健福祉士:安藤 亘
ビジネスマン(ビジネスウーマン)にとって、理想的な恋愛とは?
20代、30代の忙しいビジネスマン(ビジネスウーマン)にとって、当然仕事と恋愛の両立は大きな課題です。そして、それと同じくらい自分の時間はとても貴重なもの。休日に心身の疲れを癒し、リフレッシュをはかります。仕事に疲れ、人間関係に疲れたとき、あなたを癒してくれるものとしては、親しい友人との語らいや温泉旅行などもあるでしょう。なかでも恋人と過ごす時間や空間は、また格別なものなのではないでしょうか。
ストレスにさらされて日々暮らしている現代人にとって、理想的な恋愛とは、一緒にいるだけで癒され、こころのよりどころとなるような関係、つまり、お互いが「自分らしく」いられることがとても大切となってきます。自然な自分でいることによって、仕事でいやなことがあってもストレスを解消したり、軽減することができるような関係こそが今の若い世代の恋愛といえるでしょう。
忙しいビジネスマン(ビジネスウーマン)が恋愛で気をつける点

私たちは何かに悩みはじめると、必ず「こころ」と「からだ」に何らかの反応が表れます。たとえば恋愛中で<相手がなかなか自分の方を向いてくれない>、<相手に自分のことを受け入れてもらえていない>など。仕事の面では「上司や先輩の態度が気になる」「一緒に仕事をしている同僚や後輩に比べて自分に自信がもてない」など。
このようにあることを気にしていたり悩んでいるという状態においては、そのことに<とらわれ>、意識的にも無意識的にも、こころのエネルギーを消耗していきます。恋人のことで悩み、気になってそのことにとらわれて、100あるエネルギーのうち、40を消費しているとします。すると、残りの60でその他すべてのこと(日常生活や仕事など)をしなければなりません。当然、仕事上でのミスが多くなったり、うわの空で何も手につかなくなったり、約束を忘れたり…、といったことが増えてきます。そうなると、もう悪循環です。
逆にとらわれが少ないと、エネルギーの消費量が少なくなり、仕事にも集中でき、恋愛にも積極的に働きかけることができます。

また、恋愛は相手に自分と同じであることを求めることがありますが、相手にそれを求めすぎるのはお互いの関係にストレスを生じさせるもと(原因)となってしまいます。そもそも全く同じ人間はいないのですから、価値観や考え方が違うのは当然。無理に合わせようとすれば、どちらか一方のストレスとなり、結局そのような関係は長続きしないでしょう。相手を自分だけの価値観に縛るのではなく、様々な角度から相手を理解する努力をすることも大切なことです。

仕事と恋愛の間に相乗効果を上げるためのコツ

気が合い、一緒にいるだけで気が休まり、そして何でも心置きなく話ができる相手、そしてあなた自身も相手の話を何でも聴いてあげられる、そんな関係がベストです。お互い持ちつ持たれつの関係で互いに気兼ねなく、安心して自分のことを語れる関係、お互いを生かしあう関係にあって、はじめてお互いの間に良い循環が生まれるのです。
以下、例をあげますので、A子さんの立場に立って、あなたならどうするか考えてみてください。

A子さんとB夫くんは、付き合いだして1年半。B夫くんよりも比較的時間にゆとりのあるA子さんは、いつも忙しいB夫くんに合わせていました。先日のことです。デート当日、ある駅の改札口で待ち合わせをしました。A子さんは、いつものように約束の5分前には到着していました。ところが20分過ぎても、B夫くんは姿をみせません。携帯に連絡してみましたが、留守番電話になっていて、連絡がとれません。A子さんは「もしかしたら、私が待ち合わせの場所を聞き間違えたのかもしれない」、とか「私のことなどどうでもよいのではないか」、などいろいろと考えてしまいました。 待ち合わせの時間から30分が経過して、ようやくB夫くんが「あ〜悪い悪い」と姿を現しました。そのとき、A子さんの態度は…?

「ぜんぜん大丈夫」と、気にしてないように明るく振舞う。

「あの時もあの時も遅刻した。だからあなたはダメなのよ!」と今の自分自身の感情をぶつける。

「わたし、B夫くんがなかなか来ないので、何かあったのか、私が待ち合わせ場所を間違えたのか、と思って心配しちゃった」と自分のその時の気持ちを素直に表現する。

どうでしょう。みなさんがA子さんのような立場に遭遇したら、A〜Cのどの態度をとりますか?

★Aを選んだ方
このような方は自己評価が低く、相手に合わせるタイプ、つまり無意識に自分はNO,相手はOKという立場をとっていることになります。いずれ自分自身のなかに相手に対する怒りをため込むこととなります。そして、相手のことが好きな気持ちも冷めていくかもしれません。

★Bを選んだ方
相手の人格を否定するような言動は、相手との関係にストレスを生じさせます。おそらくB夫くんは素直に謝れないでしょう。喧嘩になるかもしれません。せっかくの休日に、お互い仕事のストレスを解消するどころか、かえってストレスを溜め込むことになります。

★Cを選んだ方
これが正解です。相手を責めるのではなく、その時の自分自身のこころの状態を素直に表現し、相手に伝えるのです。それはそのままA子さん自身の気持ちをも大切にすることにつながります。相手がどう思ったか、ということは否定できない事実です。B夫くんも素直に謝るでしょう。

このように、恋愛における日常生活上の様々な場面に置いて、どのように相手に接するかによって、恋愛関係も少しずつ変化していきます。A子さんが素直になれば、B夫くんも素直になる、という相乗効果が生まれます。つまり、お互いの中に、良い循環を生み出すためには「自分自身を大切にすること」が一番なのです。自分の中で気持ちを抑えて我慢しすぎないこと。そして自分自身の気持ちを素直に表現するよう、こころがけてみてください。

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