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  Woman's Health
機関紙「アテンポ」Vol.13より
乳がん・子宮頸がん検査について
女性であれば気になる乳がん・子宮がんは、早い時期に発見し治療すると乳房や子宮を切除せずに、治すことができます。しかし、初期の段階では症状が出ないため、自分では気づかないまま進行し、手遅れになることもあります。日頃から、自分の体に関心をもち、定期的に検査を受けましょう。
乳がんとは
乳がんは、乳房にある乳管と乳腺に発生するがんです。近年、日本人女性の乳がんにかかる率は増加し、今や25〜30人に1人がなるといわれています。この変化の背景には、ライフスタイルの欧米化によるエストロゲン(女性ホルモン)分泌への影響があげられます。乳がんの発生率は30〜40歳代に急増し、30〜65歳未満の女性のがん死亡原因ではトップとなっています。
乳がんにかかりやすいとされる人
1.40歳以上
2.初産が30歳以上、もしくは出産経験がない
3.初経が11歳以前
4.閉経が55歳以降
5.標準体重の+20%以上の肥満がある
6.良性乳腺症になったことがある
7.乳がんになったことがある
8.血縁に乳がんの人がいる
月1回は自分でチェックを
月に1回、自分で触診しましょう。月経開始から5〜7日目が、乳房に張りや痛みが少なく最も適しています。 閉経後の人や子宮手術後の人は、毎月、日にちを決めて行いましょう。

図1 乳房全体を見る 1. 乳房全体を見る

乳房全体を見る乳房を鏡に映し、外見を観察します。腕を上げたり、下げたり、色々な姿勢で観察します。
図2 さわってみる2.さわってみる

乳首を観察する親指から人さし指の腹で乳房をさわって、しこりがないか調べます。入浴時、石鹸をつけてさわるとすべりがよくなり、しこりは強調されます。
図3 乳首を観察する3.乳首を観察する

乳首の外見を観察し、また乳首をつまんだり、その下を手のひらで圧迫し、分泌物がないか調べます。
自分にあった定期的な検診を
乳がんの検診は、視・触診、超音波検査、マンモグラフィを組み合わせて行われます。 診察時に自分にあった検査の種類や頻度などについて、医師へ確認しておきましょう。

視触診
医師が、乳房のひきつれ、腫れ、乳頭の位置やへこみを診察し、さらに、乳房全体に細かく触れて検査します。

超音波検査
ベッドに横になり乳房に超音波専用のゼリーを塗り、検査器具をあてて行います。組織からの反射をとらえて画像にし、わずかな濃度の違いで病巣を診断します。

※適している人
妊娠中、授乳中の人/乳腺密度の高い若年層/強い乳腺症の人/頻回に検査が必要な人/乳房に痛みや外傷のある人
●マンモグラフィ
乳房専用のX線撮影のことをいいます。左右の乳房を片方ずつ透明の圧迫版ではさみ、薄く引き延ばした状態で撮影します。乳房を圧迫するため、痛みが生じやすいので乳房が張っている時期は避けた方がよいでし ょう。撮影は乳房だけの限られた範囲ですので、被曝量は極わずかで安全です。ただし、胎児は感受性が高いので、妊娠中の人には適しません。

※適している人
乳腺密度が低い40歳以上(乳腺が密な若い人の場合は、撮影した写真がかすみ、しこりを見つけにくいことがあります)/乳房が大きく、深部まで超音波が届かない場合
子宮頸がんとは
子宮の入り口付近である頸部にできるがんは、これまで、40〜50歳代に多くみられましたが、近年、20〜30歳代で増えています。子宮頸がんは、性交渉により感染するヒトパピローマウィルス(HPV)が関係していると考えられます。 初期段階では全く症状がなく、少し進行すると不正出血などがみられます。
子宮頸がんのリスクが高いとされる人
1.性交渉のスタートが早かった
2.性交渉の相手が多い
3.妊娠・出産回数が多い
4.性感染症(STD)の感染
5.不衛生な環境での性交渉の経験
検査は細胞診で
検査は、内診台や診察台に横になり、子宮頸部の表面から、細胞を綿棒などでこすり取ります (はけんけんぽの契約健診機関では、必ず医師により行われます)。 その細胞を顕微鏡で観察します。 検査は、月経中と月経直後を避けましょう。 検査前日は、入浴時に外陰部を清潔にしておきます。 ただし、膣の中は洗わないでください。
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