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| ピルの基礎知識 |
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| ●ピルってどんなもの |
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| ピルは、女性ホルモンを配合した錠剤です。女性ホルモンは、脳の指令を受けて卵巣から一定のリズムで分泌されます。ところが、ピルを飲むことで体外から女性ホルモンを取り入れると、脳がすでに必要なホルモンが分泌されているものと勘違いをして、卵巣にホルモン分泌の指令を出さなくなります。このため排卵が起こらず、妊娠しなくなるため、ピルは避妊薬としても利用されています。(そのほかに子宮内膜が薄くなり、もし受精しても子宮に着床しにくくなる作用もあります。)
ピルには低用量、中用量、高用量とあります。「中・高用量ピル」は、例えば月経トラブルの治療薬として使われます。それに対し「低用量ピル」は避妊だけを目的に開発された薬で、避妊効果を維持しながらホルモン量をぎりぎりまで少なくしたものです。 |
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| ●医師の処方が必要です |
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| ピルは、市販の家庭薬のように、薬局などで購入することはできません。避妊目的で、低用量ピルを服用する場合、まずは婦人科や内科を受診し、必要な検診を受けて処方してもらいます。検診では問診と血圧測定が基本となり、今までにかかった病気、月経の状態などを聞かれます。(そのほか血液検査や子宮がん検査をすすめられることもあります。)ピルの費用は1ヶ月で、だいたい3000円前後。健康保険が適用されないため、すべて自己負担となります。これ以外に、診察・検査費用がかかります。 |
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| ●避妊以外の効果 |
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| ピルには、避妊効果のほかに、さまざまな副効果が期待されます。ピルを飲むと、子宮内膜があまり厚くならないうちに月経が起こるので、子宮収縮が抑えられ、生理痛が軽くなる場合があります。また、生理周期が28日になるので、月経周期も正しくなり、旅などの予定も立てやすくなるでしょう。月経前症状(PMS)が強い人もピルを服用することで、排卵前後のホルモンの変動がなくなり、症状が軽くなる人もいます。そのほか、排卵を抑えることで、卵巣がんの予防や卵巣腫瘍の減少にも効果があると言われています。 |
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| ●低用量ピルの種類 |
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| 低用量ピルには、「一相性ピル」と「段階型ピル」の2種類があります。一相性ピルはすべての錠剤に同じホルモン量が入っているのに対し、段階型ピルは女性のからだのリズムに合わせてホルモン量を調整したものです。さらに段階型ピルには、ホルモン量を2段階に調整した「二相性ピル」と3段階に調整した「三相性ピル」があります。どのタイプを選んでも避妊効果は変わりませんが、より自分のからだに合ったものを希望する人は「段階型ピル」を、飲み間違いが心配だったり単純なほうがいい、という人は医師と相談して「一相性ピル」を選ぶといいでしょう。 |
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| ●服用の仕方 |
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低用量ピルは月経周期に合わせてホルモンの入った薬を21日間飲みつづけ、7日間休むのが基本です。ひとつのシートに21錠のピルがあり、1シート飲み終わったら7日間休み、次のシートを飲み始めるものと、薬の成分が入っていない7錠分を加えた28錠のピルがあります。28錠入りのピルは飲み忘れを防ぐために、工夫されたものです。
初めて低用量ピルを服用するときは、生理の始まった日から飲み始めるのが基本ですが、週末に生理がきて欲しくない人のために、月経が始まって最初の日曜日から始める「サンデースタート」という飲み方もあります。 |
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| ●気になる副作用は? |
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| ピルを飲み始めると、最初の何日間か、吐き気や頭痛、むかつきやむくみを感じる場合があります。しかしこれは、体が慣れるまでの一時的なもので、次第になくなっていくものです。また、不正出血を起こしてしまう場合もありますが、たいていは4〜5日でおさまり、長い人でも2〜3サイクル飲むと症状は、なくなります。 |
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| ●ピルの服用ができない人 |
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| 下記にピルの服用が出来ない人を列挙しました。心配があるかたは担当医師に相談してみてください。 |
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◆乳がん、子宮体がんになったことがある人、また疑いがある人
◆診断の確定していない異常性器出血のある人
◆静脈血栓炎、脳血管障害、冠動脈疾患にかかったことがある人
◆35歳以上で1日15本以上タバコを吸う人
◆重篤な高血圧の人 ◆重篤な腎疾患・心疾患・肝機能障害のある人
◆妊娠中の人 ◆妊娠中に黄疸症状が出たことがある人
◆出産後6週間以内の人 ◆授乳中の人 ◆ひどい偏頭痛の人
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