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  Woman's Health
監修:医療法人社団「こころとからだの元氣プラザ」
東京都老人医療センター名誉院長 小澤利男
こころとからだの元氣プラザ
骨粗しょう症について 年齢とともに歳をとる骨 骨粗しょう症ってどんな症状?
骨粗しょう症にかかりやすい10のタイプ 予防の2本柱とは?
年齢とともに歳をとる骨
骨は、生きています。骨の中では、骨芽細胞によって新しく骨をつくる骨形成と破骨細胞による古い骨を溶かし吸収する(骨吸収)という活発な代謝が繰り返し営まれています。
活発な代謝

新しく骨をつくる骨形成と古い骨の吸収というこの営みは、副甲状腺ホルモン、女性ホルモン、活性ビタミンDなどにより、適切に調節されています。また、骨髄では、血液が絶え間なく生産されていますし、血中カルシウムの維持にも骨は大きくかかわっています。さらに直立して生活する人間では、200余りの骨が骨格を構成し、頭蓋、脊柱、四肢の骨が巧妙なバランスをとっています。

では、年齢とともに骨はどのように変化していくのでしょう? 下の図からもわかるように、生まれてから20歳までの成長過程は、骨の形成期です。この時期にしっかりした骨格をつくることが、それ以後の人生にとって大変重要です。というのも、骨量は30歳代でプラトーに達した後は、加齢とともに次第に減少していくからです。
女性はとくに注意!
女性にとって、骨の問題は男性よりはるかに大きな意味を持っています。生理、妊娠、授乳のたびにカルシウムが消費されます。幸いにして女性ホルモンが、骨量の維持に働いていますが、閉経期以後はこの保護作用がなくなります。図を見れば、50歳の閉経期から骨量が急な坂道をくだるように減少するのがわかります。
骨も年齢とともに歳をとっていくのです。若いときに、強い骨格をつくっておく必要があります。ダイエットでやせることばかりを望んでいると、後年大きなつけがまわってきます。
骨粗しょう症ってどんな症状?
骨の形成と吸収のバランスがくずれて、骨量の減り方が異常に大きくなり、骨がうすく内部構造もスカスカとなって骨折を起こしやすくなる病気、それが骨粗しょう症です。
骨粗しょう症にかかると、多くは症状がありませんが、まず身長が低くなります。そのうち姿勢が前屈みになり強い腰背痛に苦しみます
骨折が起きやすいからだの部分

◆比較的若い年齢でみられるのが、転んで前に手をついた際に起こる前腕骨折で、手首に近いところに起こります。

◆最も頻度が多いのは、背骨の圧迫骨折です。脊柱の24ある椎体のうち、胸下部から腰部の椎体に起こり、強い腰背痛を訴えます。

大腿骨頸部骨折は、高齢者の寝たきりという状態が大きな原因の疾患として知られています。骨粗しょう症の高齢者では、たとえばベッドから降りた際などの些細な動作でも簡単に骨折を起こすのです。

骨粗しょう症には続発性と原発性があります。続発性とは、内分泌性疾患、栄養障害、薬剤の影響(とくにステロイド)などによるもので、原因を除き治療することにより改善します。一方、大部分の骨粗しょう症は原発性で、やせた女性に多いのが特徴です。
骨粗しょう症にかかりやすい10のタイプ >>
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