新しく骨をつくる骨形成と古い骨の吸収というこの営みは、副甲状腺ホルモン、女性ホルモン、活性ビタミンDなどにより、適切に調節されています。また、骨髄では、血液が絶え間なく生産されていますし、血中カルシウムの維持にも骨は大きくかかわっています。さらに直立して生活する人間では、200余りの骨が骨格を構成し、頭蓋、脊柱、四肢の骨が巧妙なバランスをとっています。
◆比較的若い年齢でみられるのが、転んで前に手をついた際に起こる前腕骨折で、手首に近いところに起こります。
◆最も頻度が多いのは、背骨の圧迫骨折です。脊柱の24ある椎体のうち、胸下部から腰部の椎体に起こり、強い腰背痛を訴えます。
◆大腿骨頸部骨折は、高齢者の寝たきりという状態が大きな原因の疾患として知られています。骨粗しょう症の高齢者では、たとえばベッドから降りた際などの些細な動作でも簡単に骨折を起こすのです。